旅と日常と私

日々の健忘録として

2017年7月 愛媛・高知・香川・広島 その3

●2日目 土佐清水・高知

今日の最終目的地は高知市宇和島から土佐清水まで行き、そこから高知市へ向かいます。

道中の土佐清水では、小型船に乗って、見残という島まで行きました。舟底の中央が透明になっており、海の中を眺めながら目的地まで

進めます。島の頂上からの眺めは絶景でした。

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その後、足摺黒潮市場で昼食を。清水鯖を食べるのを楽しみに来たのですが、残念ながら売り切れでした。代わりに黍女子丼を注文。身が新鮮でぴかぴか光っています。ほのかな苦みが感じられ、とても美味しかったです。

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その後、高知市へ。例のごとく日本100名城スタンプのお付き合いで、高知城へ行きました。

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天守閣に登り、いい運動をしたので、ビールが美味しく飲めそうです。

高知に行く度に訪れている、魚頭大熊で晩御飯。人気のあるお店なので、連休の時などは予約してからの来店がお勧めです。私は予約の時点で、いつも鰹の塩たたき3人前を注文しています。

では、恒例の。

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薬味の量が半端ない。青葱・青紫蘇・茗荷・大蒜・紅蓼・玉葱スライス・大根おろし・山葵が勢揃いです。

1枚ごとに薬味を少しずつ変えて楽しめます。仏手柑という柑橘の絞り汁と、室戸海洋深層水から作られた塩をかけて頂きます。鰹は肉厚で脂が乗っています。いつ食べても間違いなく美味しい。

続いて茄子の煮浸しと、キャベツと烏賊のバター炒めと揚げ出し豆腐。どれも間違いない美味しさです。

この辺りで日本酒を。高知の地酒の品揃えが豊富で楽しめます。今回は船中八策を頼みました。

更に、玉蜀黍と海老と三つ葉のかき揚げを。これが白眉の出来でした。食材の組み合わせが絶妙。また、天つゆに大根おろしではなく、醤油もろみの粒が入っていて、これがまた美味いのです。この組み合わせは今まで巡り合ったことがなかったですが、旨味が何段階もレベルアップするような感じでした。

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締めの清水鯖棒寿司。鯖の味が濃厚です。昼食の雪辱を晴らすことができました。

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これで終わればいいのですが、商店街に美味しそうなネグリタというケーキ屋があり、ホテルで食べる用に買ってしまいました。

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大満足の高知の夜でした。

2017年7月 愛媛・高知・香川・広島 その2

●1日目 今治道後温泉宇和島 つづき

宇和島では行きたいお店があったのです。

ワカコ酒というドラマで紹介されていた、「ほずみ亭」というお店。

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まずは、刺身の盛り合わせと、鯵の刺身を。盛り合わせは、鰹・真鯛・蛸・烏賊・関八。どれも美味しかったですが、鯵が新鮮で歯応えもよく、特に素晴らしかった。

続いて、宇和島名物のじゃこ天を。

じゃこ天を頼んだ後に、鬼じゃこ天なるメニューを発見。食べ比べてみるため追加注文しました。

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こちらがノーマルじゃこ天。

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こちらが鬼じゃこ天。盛り付けが鬼の角をかたどっています。

鬼じゃこ天の方が分厚くてふんわり。でも、ノーマルじゃこ天はじゃこの風味が強い。どちらも甲乙つけがたいです。

地酒も種類が豊富で、並々気前よくグラスに注いでくださいました。

虎の尾というお酒は、宇和島で作られているそうで、どの料理にもよく合い、たいそう美味しゅうございました。

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他にもげそ焼きや天麩羅など色々と頼んだのですが、写真は省略。

最後の締めに、鯛飯とさつま飯を。宇和島の鯛飯は、甘めのたれの中に鯛の刺身と生卵が入っており、それをかき混ぜてご飯の上にかけて食べる、鯛入り卵かけご飯のようなものです。さつま飯は、濃厚な冷汁のようなもの?お腹が一杯なのにどちらもするするっと入ってしまいました。

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ホテルへ戻る途中、商店街に素敵なマンホールが!

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宇和島は鬼推しのようです。

帰ってから調べたところ、これはただの鬼ではなく、昔から恐れられている牛鬼というもので、毎年宇和島では牛鬼まつりも開催されているようでした。

 

泊まったホテルに、ワカコ酒のポスターが。

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宇和島はこじんまりとしているけど活気に溢れるいい街でした。また訪れたい街です。

2017年7月 愛媛・高知・香川・広島 その1

美味しい魚、お城を巡りに2泊3日の旅に出ました。

●1日目 今治道後温泉宇和島

道中のSAで八天堂くりーむパンを購入。カープ坊やの包装&焼印。

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しまなみ海道で、尾道から今治まで渡ります。

今治で昼食を。重松飯店で焼豚玉子飯と冷やしラーメンのセットを食べました。

ジャンクな感じがたまらなく美味しい。焼豚と半熟の目玉焼きは鉄板の組み合わせです。

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続いて食後のデザート。登泉堂へかき氷を食べに行きました。移転前の店舗に行ったことはないのですが、今の店舗は広々としたカフェのような佇まいです。

12時過ぎだったからか、並ぶことも無く入店できました。

一番人気のいちごは6月で終わってしまったとのこと。私はうめを、同行者はブルーベリーを頼みました。

うめはこのうだるような暑い時期にぴったりの涼やかな味で、さっき食べた焼豚玉子飯をお腹の中で優しくなだめてくれます。焼豚玉子飯の後のデザートとしては、最高の組み合わせなのではないでしょうか。

ブルーベリーも果肉が乗っており、さっぱりと美味しくいただけました。

次は隣の席の方が食べていたほうじ茶ミルクにしようと心に決めました。

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続いては、松山の湯築城跡へ。同行者が集めている日本100名城スタンプのお付き合いです。

この日は日中37度くらいまで気温が上がり、そんな中炎天下の城跡巡りなんて…と思ったのですが、案外楽しめました。一番高いところまで登ったら、松山城の本丸が見えました。

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城跡巡りの後は、暑さのあまり、直ちに何か冷たいものを体に入れて涼む必要を感じたため、道後温泉にある山田屋まんじゅうのカフェへ。

山田屋まんじゅうの餡で作られた、「きら」というお汁粉を、ゆるく固めたゼリーを食べました。そのとき、身体が一番欲している食べものだったと思います。淡い甘みが上品で、口の中で儚く消えていきました。とても美味しかったです。同行者は抹茶プリンを。カラメル部が餡になっています。

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この店舗では、「こきび」という、黒糖と手亡豆で作られたおまんじゅうが売っていました。山田屋まんじゅう創業150周年を記念して、1年間限定で作られているそうです。

家に帰ってから食べましたが、黒糖の強い甘みが感じられるのに上品で、さすが山田屋まんじゅうだと感じさせられました。

これから宇和島へ夜ご飯のために向かいます。

2017年9月 津和野・浜田その2

●1日目 山口・津和野・益田・浜田 つづき

今回の旅行は、このお店に訪れるためだったと言っても過言ではありません。

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浜田の海旬というお店です。数ヶ月前に飛行機に乗った際、機内誌で紹介されており、ずっと訪れてみたかったのです。念願が叶いました。

こちらは3000円・4000円・5000円のコースのみの営業になるようです。人気のお店なので、予約してからの来店がよろしいかと。

突き出しは、烏賊の煮物。この佇まいからますます期待が高まります。

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次は刺身3種盛り。

今日は黒曹以・平政・腰長鮪でした。

白身の黒曹以が、とにかく甘い。歯応えも硬すぎず柔らかすぎず絶妙。表現として合っているのかは分かりませんが、団扇海老に似たような味わいでした。

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この辺りでビールでは我慢できず、日本酒に。

浜田にある日本海酒造の、「のど黒」を追加で注文。それが届くまでは、刺身は我慢です。f:id:tabitonichijyo:20170902231024j:plain

続いて、雲丹の茶碗蒸し。中には海老や帆立が入っています。

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さらに続いて、甘鯛の塩焼きとのど黒の煮付け。

のど黒の煮付けは、口に入れた瞬間蕩けました、、

脂が濃厚で、旨さが脳に直撃します。日本酒ですぐに追いかける必要があります。

先ほど頼んだ、日本酒ののど黒とぴったり合うことは言うまでもありません。

同行者は、今まで食べた煮付けの中で一番美味しいとのとこと。

甘鯛の塩焼きも、身が柔らかくて濃厚な味わいでした。

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次は豚しゃぶ。ずっと魚料理かと思っていたので嬉しい不意打ちです。

盛り付けが椿の花のようで美しい。

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更に、揚げ物まで。

鰆の餡かけの下に揚げ出し豆腐が潜んでいます。

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もうそろそろ締めの雑炊かしらと待ちかまえていたら、まさかの握り寿司が、、

ネタは先ほどの刺身でもお目見えした腰長鮪です。あらのお吸い物と共に。

刺身とは違う部位のようで、更に脂が乗っていました。色も若干薄い紅色です。

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デザートはマンゴーシャーベット。

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ここで、私が厚かましいお願いをしまして、更にのど黒の肝と真子を持ってきていただきました。

のど黒の肝は、皮剥や鮟鱇など、今まで食べてきた肝の中で優勝です。

とにかく濃厚。でもしつこくない。口の中でまったりと広がります。フォアグラにも負けていません。

無くなってしまうのが惜しかった。ずっと食べていたかった。食べ終わった瞬間喪失感に襲われました。

口の中に残った味だけで更に日本酒が飲めそうでした。

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必ず、またのど黒の肝を食べに訪れようと心に決めました。

 

今回私は5000円のコースを頼みましたが、大満足でした。

お店の日本酒は、すべて日本海酒造のもので、それが地の魚によく合って美味しかったです。

お酒と合わせても1万5000円いかないくらいでした。

こちらの雑誌でも取り上げられています。

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2017.9月 津和野・浜田その1

美味しい魚を食べたくなり、1泊2日の旅へ出かけました。

●1日目 山口・津和野・益田・浜田

まずは、山口市にオープンしたばかりのスターバックスへ。

全国の県庁所在地のうち、最後に出来たものだそう。

午前中に訪れたからか、人も多くなくゆったり過ごせました。

商品が並んでいるカウンターが横に広くて、開放感のある店内でした。

テラス席も充実しており、目の前は広々とした芝生で、ゆったり過ごすことができます。

隣が山口市立図書館なので、借りた本をゆっくり読むこともできそうです。

 

昼食は津和野で頂きました。

遊亀でうずめ飯定食を。動物性のものは一切なくて、あっさりいただけます。特にこんにゃくのお刺身が、つけだれが梅風味で爽やかで美味しかったです。

座った席の壁に、森茉莉の色紙があり、愛読者としては感動もので、一人興奮してしまいました。津和野は森鴎外の出身でもあるので、訪れる機会も多かったのでしょうか。f:id:tabitonichijyo:20170902221748j:plain

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食後は津和野の商店街をぶらぶらと。ご当地マンホールを無事発見した後、源氏巻アイスなるものを見つけて、食後のデザートとしました。

津和野のマンホールは芸が細かくてオリジナリティがあり美しかったです。

源氏巻アイスも、小豆アイスが昔懐かしい味わいで、外のクレープ部と相まって新しい味わいでした。

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商店街にあったクロネコヤマトもレトロな風情。商店街全体も歴史が感じられて素敵な街並みでした。

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土日はSLが走っており、終着駅である津和野の街全体が人通りが多く、賑やかでした。

今回は訪れていないのですが、駅近くに安野光雅美術館があり、こちらもお勧めです。

 

食後は津和野城址へ。同行者が日本100名城スタンプを集めており、その付き添いで行ったのですが、とっても楽しめました。

城址の麓にあるリフトで山の上まで登りました。行きは余裕があるのですが、帰りは高さがあり少し怖かったです。ですが、眼下の眺めが素晴らしく、怖さを忘れらことができました。

城は、私は正直凄さなど分からないのですけど、本丸跡から見下ろす津和野の街は、安野光雅の絵本に出てきそうなほど素晴らしい眺めでした。

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その後益田を経由して浜田まで向かいました。

道すがら、益田にある栗栗珈琲で一休み。

名前の由来が気になります。お店の中で自家焙煎をされており、スペシャリティコーヒーを手頃な価格で味わうことができます。

ガテマラ産の珈琲と、濃いアイス珈琲を頂きました。(アイス珈琲は2種類あり、銅製のマグに入っている方)

どちらも深みのある味で美味しかったです。珈琲はマグカップに並々注いでくださり、お代わりはどれを頼んでも半額だとのこと。次はショーケースにあったケーキと一緒に頼もうと思います。どれも美味しそうでした。

 

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この後は浜田で夕御飯です。